実験キャンプ  〈Assistant Patrol Leader(Second)〉
 1907年(明治40年)ベーデンパウエルはイギリスのドーバー海峡にあるブラウンシー島の一角、ドルセットにおいて20名(21名ともいわれるが、キャンプの当日に集まった21名のうち1人が病気になり、その日のうちに帰宅した)の少年達と共に初めてキャンプを行った。

 このキャンプでベーデンパウエルは、ズール族などのアフリカ原住民が少年を訓練する方法やローマ帝国時代のエピクテトスの学説、古代のブリテンやアイルランドの教育方法、ラジャード・キッブリングの「キム」・「ジャングルブック」日本の武士道精神、騎士道の精神、トムソン・シートンの方法などから、少年の訓練に必要なエッセンスを集めてキャンプで試した。

 この実験キャンプで予想以上の成果を得て、ベーデンパウエルは翌1908年〈Scouting for Boys〉を著した。

 → 「ブラウンシー島」 参照