磁針方位  ★★★
 磁石(シルバコンパス)が指す北の方向。

 スカウトが使う「北」は、この磁針方位が一般的であるが、野外活動で使用する地形図の図枠線が示す方向は真の北である。
 この「真の北」と「磁石が指す北」とによって生じる交差角度を「磁針偏移角」または単に「偏移角」という。

 ある地点における「真の北」とは、その地点を通る子午線の方向であるが、「磁石が指す北=磁針北」とは、ある地点と北極点付近の磁極点とを結んだ線を地表に投影した線の方向であり、位置により異なり同一地点でも時間の経過により変化する。
 スカウト活動において野外で地図を使用する場合などには、ある程度正確な「偏移角」を知っておく必要がある。

 また、市役所が作成している「都市計画地図」などの方位は、その地域の属する公共測量座標系の原点での子午線の方向に平行な方向(座標北という)で示されている。
 国土地理院発行の 1/25,000及び1/50,000 地形図の図枠線の形状が、台形であるのに対して、市役所などが発行している都市計画地図などの図枠線の形状が、長方形をしているのは、この真の北と座標北との違いからである。(国土地理院発行の 20万分之一、地勢図の図枠線は、左右が直線の扇形である。)

 偏移角の一部を記載すると、鹿児島5度50分、山口6度40分、東京6度25分、根室8度5分(いずれも西編:2000年5月現在)

 国土地理院発行の 1/25,000及び1/50,000 地形図には、地図右側の凡例部の[行政区画]-[索引図]の上部に「磁針方位は西編約 6゜30’」のように記載されている。
 詳しい数値を知りたい場合は、国土地理院のホームページ  にある
【URL】  http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/ 「地磁気測量ホームページ」参照。