サムスティック  〈Thumb Stick〉
 古くは指導者が携帯していた杖。ステッキ。1912年、ベーデンパウエルが日本を訪れたとき、Y字形の二股のスティックを愛用していた。
 このスティックは二股に親指を掛けることからこの名になった。

 佐野常羽をはじめとする、ベーデンパウエル卿に影響を受けていた人々は、那須野の実修所の入所中、周りにある木々を切り刻んで Thumb Stick(サムスティック)の製作に夢中になつた。

 自然愛護を重んじるスカウト指導者達が一本だけならと軽い気持ちで生木を切り刻んだものであるから、その凄じさに肝を冷やした佐野常羽は「そんなにみんなで切ってしまったら、那須野の実修所の木が一本もなくなってしまうぞ。」と言ったことがある。

 → 「スカウト杖」参照 ・・・・ → 「団杖」参照