クロスベアリング  〈Group dynamics〉 ★★
 ハイキングなどで行う、現在位置の確認法の一つ。<2点確認法>

 周りがよく見渡せる地点に出て、地図上に引いた磁針方位線(磁北線)とシルバコンパスの北とが正確に合致するよう地図を置き(固定して)、まわりをよく観察して、そこから見える確かな目標物を地図上で探し、実際の目標物にコンパを「セット」する。
 ※ 「セット」→目標物にコンパスを正しく向けて、リングを回し、矢印と磁石の赤(北)を重ねること。

 次に、セットしたコンパスの長い辺の前あたりを地図上で目標物に合わせて、コンパスの矢印と地図上に引いた磁北線とが平行になるまで、地図上の目標物を中心にコンパスをまわし、正しく平行になったら、地図上の目標物から自分の方に向かって線を引く。

 次に、もう一つ別の目標物を見つけて同様に地図上に線を引き、2本の線の交わったところが自分のいる現在位置である。2本の線がクロスすることからこの名がついた。
 この場合、交差する2本の線の交差角度が直角(90度)に近いほど正確な位置が得られる。

 2点確認法よりも正確な位置を知る方法として「3点交会法」がある。
 これは、2点確認法で使用する目標物に、1地点を追加して地図上に3本の線を引く方法である。 結果、3本の線が一点で交差することは希であり、この交差部にできる三角形の内側に求める点がある。
 正確な位置を求める場合には、目標物までの距離等の条件を勘案して誤差配分を図解により求める方法もあるが、スカウト活動で使用する限りにおいては、交差部にできた三角形の重心位置(ほぼ三角形の中心)を現在位置として差し支えない。

 → 「磁針方位」参照