S.T.A.  〈Spare Time Activities〉
 「閑時作業」、「個別に行う課題作業」のこと。
 訓練手法としては、自己研修の中にはいる。

 一般に自由時間にする課題のこともさす。S.T.A.という言葉はウッドバッジ研修所や実修所で用いられることがあるが、Spare Time Activities の略である。
 余った時間に行う作業の意昧であるが、これはベーデンパウエルがそういう名称をつけ、それがギルウェルの実修所で常用されるようになった、一種のスカウト用語であるが、これを日本へ伝えたのは佐野常羽氏であった。
 彼はこれを「閑時作業」と言って、昔の(大正末期より昭和初期)日本の実習所で課業として取り人れていた。
 実修所、研修所は大変忙しいプログラムで進んで行くが、その忙しい、閑時などありそうにない時間の中で、なんとか工夫をして、Spare Time を見つけ出し(作り出し)与えられた課題をこなしていくわけであるが、そのような意味では「節時作業」、「忙中作業」とでも名称を変えた方がぴったりくるかもしれないが、「閑時作業」は単に実修所、研修所だけのものでなく、生活態度の問題であって、いかに合理的に、かつスマートに行動し、仕事をかたずけるかであって、訳語の、適、不適は問題ではない。
 のんびりさせておいたら人間は怠けると言う国民的性格に問題があるようである。