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(8) 立木染色のメカニズム わずかな実験から大胆に予測します


大胆予測・・・立木染色のメカニズム !!

  

(1) 左の写真:左の2つは、シアン、イエロー2色を注入し、12時間後に伐採。
(2) 左の写真:右の1つは、S,M,Yの3色注入後一週間で伐採した地上2m付近。
(3) 右の写真:S,M,Yの3色注入後一週間で伐採した地上5m付近の染色状況。

 ※ (1)は渋柿の枝に注入。(2)と(3)は同じ立木の状況。


立木の内部は次のように染色される(広葉樹の場合)

まず樹液流の通り道(道管)が棒状に染色される。(左の2つの写真から明らか)
樹液流によって筋状に一次染色された部分が樹木の上部へ移動する。この時、樹液流のグループがあり、注入口付近で各グループが、途中からの訪問者(染色液)の争奪戦を繰り広げ、味方に付けた同じ要素を持つ染色液を引き連れて、立木の上部へと移動していく。(見てきた訳ではありません・・・あくまで、大胆予測です。)


環孔材と散孔材による染色模様(広葉樹の道管の配列による違い)

 環孔材:道管の分布が、年輪に沿って環状に配列している木材。
      木目がはっきり表れる。(ケヤキ、ナラ、クリ、キリ、チークなど)
 散孔材:道管の分布が無差別に散在している木材。
      木目ははっきりしないが均質。(サクラ、ホオ、ブナ、カツラなど)
環孔材の染色状態(ケヤキ) 散孔材の染色状態(エゴノキ)
道管が年輪に沿って配列しているため
年輪模様が強調されて染色される。
材全体が、ほぼ均一に染色される。
年輪模様がぼやける(年輪が密ほど顕著)

染色模様が拡散していく過程の予測
注入された染色液の本隊が一旦上部へと移動した後には、後続の樹液流部隊が取り残された染色液を蹴散らしながら、上へ上へと移動していきます。
この行為によって染色液は隣のグループと混ざり合い虹色へと変化していく訳です。さらに、指揮官が統率している上部では隊列がしっかりと保たれ濃い染色模様を維持していますが、指揮官の目が届かない立木の下の部分では、本来敵である隣同士が融合した染色模様が形成されるのです。
それに追い打ちをかけるように、執拗な後続の樹液流部隊の水攻めで淡い模様へと変化していくのでしょう。

染色模様の状態は立木の部位によって異なる(かなり確立の高い予測です)
染色状態は下部よりも上部の模様が濃くなる傾向にある。
染色模様は、木それぞれが持つ樹液流形状により、ら旋状・同心円状・一律模様など様々に変化するものと思われる。
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